■ミッション
・イエス・キリストの十字架に示された神の愛に応えるキリスト者とその教会は、世界が神の愛にふさわしい、人間が人間らしく生きることのできる社会となることを望んでいます。それは、この世界が「隣人愛」の発露である他者の尊厳・人権の尊重を基本とし、和解と平和、真理と正義、自由と愛が大切にされる、いのちのあふれる場に変わることです。
・日本カトリック正義と平和協議会のミッションは、イエスがもたらそうと望まれる、そのような新たな世界の実現のため、啓発活動と具体的行動を通して、教会内外の人々に働きかけていくことです。
■ビジョン(日本カトリック正義と平和協議会のビジョンと行動方針)
・1967年に教皇パウロ六世が、全世界のカトリック教会に「正義と平和」にかかわる奉仕に献身する部局を立ち上げることを呼びかけたときから、その働き方は、抑圧され、排除されがちな立場の弱い人々の側に立つこと、すなわち「Option for the Poor」を原則とします。
・日本カトリック正義と平和協議会もこの呼びかけに応えながら、現代世界の暴力、経済的・文化的・民族主義的な分断、弱者切り捨て、環境破壊、国家間の戦争や地域紛争、家庭や職場で起こるハラスメントなど、人間の尊厳を傷つけ損なうさまざまな問題を祈りのうちに見つめます。
・こうした社会の傷は「いのち」をたいせつにしない「死の文化」(ヨハネ・パウロ二世回勅『いのちの福音』)の結果です。これに対して私たちは「いのちの福音」による希望の立場から、社会に出向き、苦しむ人々に出会い、寄り添い、耳を傾けようとします。
■ しごと
・教区、小教区で、さまざまな形で活動する正義と平和のためのグループ、修道会JPICをネットワークでつなぎます。
・現地学習会、講演会などの開催、パンフレット、ニュースレターの発行、インターネットSNSなどを利用した、学習、出会い、体験、学び、祈りの機会を提供します。
・社会における不正義に対して、声明文を発表して立場を明らかにし、教会に理解をもとめます。
カトリック教会以外のキリスト者、宗教者、そのほかさまざまな立場、ジェンダー、世代を超えて、市民運動や平和活動機関、諸外国の教会などと連携をとり、より大きな問題解決のための運動に参加します。