2020年9月1日、日本カトリック正義と平和協議会事務局は、パックス・クリスティフランダース(Pax Christi Vlaanderen)から送られてきた千羽鶴の贈呈のために、東京都江東区夢の島公園にある、都立第五福竜丸展示館を訪問し、ささやかな贈呈式を行いました。

出席者は、
都立第五福竜丸展示館から、安田和也主任学芸員、市田真理学芸員
正義と平和協議会から、シスター弘田しずえ(国際パックス・クリスティ)、イグナシオ・マルティネス神父(カトリック中央協議会)。勝谷太治司教(正義と平和協議会会長)は、コロナのために、札幌からオンラインで参加しました。

千羽鶴は、ベルギーの全国の市民が、75年前の広島、長崎の原爆投下を祈念し、核兵器廃絶の祈りを込めて折り、広島の原爆の日の前日である8月5日にルーヴァン市に集められ、ルーヴァン市長立席のもとで記念式典が行われたのち、広島、長崎、東京の正義と平和協議会事務局に向けて発送されました。

正義と平和協議会では、2000回も行われた核実験の被害の実態とその歴史的意味について、この機会を使って、もっと世界中の人々に知ってもらいたいと考え、都立第五福竜丸展示館への贈呈を希望しました。

第五福竜丸は、1954年3月1日、米国が太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験の被害受けました。現地の方々や当時太平洋で漁をしていたたくさんの漁船の乗組員の方々が被爆し、癌や健康障害で亡くなられたり、今もひどい後遺症に苦しんでいます。ビキニ水爆実験による第五福竜丸の被害がきっかけとなり、日本各地で水爆実験中止、原水爆反対の声が高まり、そして世界に広がりました。第五福竜丸の船体は、その後、東京湾の夢の島がゴミ埋立地だった頃、その中に棄てられていました。この船を沈めてはいけないと感じた多くの人びとが、ゴミの中に通ってこの船を守りました。東京都がこの展示館を作り、今年44年となります。

核兵器のない世界を求める人々の運動は、粘り強くつづけられています。2017年には核兵器禁止条約も採択されるにいたりました。核兵器のない世界の実現には、高い厚い壁があります。核兵器を持つ国とその核の傘の下に入ろうとする国々は、核兵器禁止条約を認めないばかりか、核兵器の廃絶にも取り組もうとしません。しかし、私たちはあきらめることなく、平和への願い、核も戦争もない世界の来る日まで取り組みをすすめましょう。(安田主任学芸員のあいさつから)

写真はこちら
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8月に正義と平和協議会で、第五福竜丸展示館を訪れて撮影した説明ビデオです。
案内役は、市田学芸員とおしどりマコ、ケンさん。おしどりマコ、ケンさんは脱原発市民運動家、記者、芸人。福島原発事故の問題を欧州の人々にアピールするために、ドイツやフランスの市民集会を毎年のように訪問しています。

第五福竜丸館内の写真はこちらをご覧ください
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