殺すなかれ!イスラエル・パレスチナ紛争 Stop Killing!
「日本のNGOと市民と宗教者による停戦を願う集い」
にご参加、ご協力いただいたみなさまへ
11月28日に開催いたしました表記アクションは、短い準備期間にもかかわらず、諸宗教、諸団体の皆さまの呼びかけによる約150名の参加者が一堂に会し、平和への祈りをささげることができました。
皆様のご協力に感謝し御礼申し上げます。
さて、この集いは、これまでパレスチナ、イラク、レバノン、ミャンマーなどの平和を求め犠牲者を追悼するアクションを共にしてきた宗教宗派を超えた宗教者たちが実行委員会を組み、現地で人道支援をおこなってきたNGOの協力を得て開催いたしました。宗教者が中心となって企画した祈祷会の何よりの目的と願いは、様々な立場を越えて、失われた命を悼み、そして何より即時の停戦を願い、すべての人々があらゆる暴力と恐怖から解放されるために祈りを合わせるということでした。しかしながら、一部の登壇者の発言の在り方をめぐって、会の終了後、激しい論争が起こってしまいました。この出来事によって、参加者の方に不快な思いをさせ、傷つけてしまったこと、開催に対する不信を招いたこと、さらには、このことをめぐる批判が、参加・協力してくださった諸団体に向けられていることをお詫び申し上げます。
企画した実行委員会は、この集会が非常に難しい問題を扱っていることを十分に承知しておりました。そこで、いかなる政治的立場を主張したり、シンボル、サイン、ポスター、プラカード等を使用したりしないということを重要な取り決めとしました。しかしながら、十分な準備時間がなかったこともあり、その取り決めを参加者に徹底することが出来ませんでした。また、当日登壇者全員にそのことを確認することも怠ってしまっただけでなく、一部の登壇者がその取り決めに違反していたにもかかわらず、それを止めることも出来ませんでした。それら一連の実行委員会の不手際が、結果的に会場での論争に発展してしまいました。
今回の出来事の責任は、ひとえに企画運営した実行委員会にあります。実行委員会として、参加してくださった全ての方にお詫び申し上げます。私たちは、あらためてイスラエル・パレスチナ問題に関わることの難しさを今一度実感しています。しかしながら、戦争再開の状況に至り、宗教宗派を超え、平和のために連帯していく努力を今後とも私たちは諦めたくありません。今回のことを糧としながら、私たちに何ができるかを模索していきたいと考えます。どうか、今後も、ご教導、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
「11.28日本のNGOと市民と宗教者による停戦を願う集い」実行委員会 一同