第4回アジア司教協議会連盟総会

(9月21日 東京カテドラルのミサにおける白柳誠一大司教の説教よりの抜粋)
第4回アジア司教協議会連盟総会が日本で開催されたこの機会に、私たち日本の司教は、日本人としても、日本の教会の一員としても、日本が第2次世界大戦中にもたらした悲劇について、神とアジア・太平洋地域の兄弟たちに赦しを願うものであります。
私たちは、この戦争に関わったものとして、アジア・太平洋地域の2千万を越える人々の死に賛任を持っています。さらに、この地域の人々の生活や文化などの上に今も痛々しい傷を残していることについて深く反省します。
私たちは、このミサにおいて、アジア・太平洋地域におけるすべての戦争犠牲者の方々の平安を心から祈り、日本が、再び同じ過ちを犯さないだけでなく、アジアにおける真の人間解放と平和に貢献するよう、教会としての責任を果たす決意を新たにします。
平和の源である天の父よ、幾多の困難を抱える私たちのアジアにあなたの祝福と恵みを注いでください。今日ここに、アジア・太平洋地域から集まったこの共同体を頼み、アジアにおいて人間が真に人間らしい生活を平和のうちにおくることがで きるために、私たち日本の司教が、司祭、修道者、信徒とともに、あなたの道具として働くことができるように聖霊をお遣わしください。
あなたのおん子、主イエズス・キリストのみ名によって。アーメン。