1974年7月12日

声明文
日本カトリック正義と平和協議会

日本カトリック正義と平和協議会は韓国において、人権上これ以上黙視できない事態が進行しつつあることを深く憂慮するものである。
金芝河氏を始め6人に対し死刑を求刑する軍事裁判、池学淳司教の拘束、金大中氏に対し昨年の拉致事件以来加えられている自由の束縛、このような人権侵害に対しわれわれは人類の一員として強く抗議するものである。
われわれは正義のために苦しんでいる韓国の兄弟たちを心から支援し彼らの苦しみをわれわれのものとする。
われわれは彼らの苦しみの一端がわれわれ日本人の責任に帰せられることを深く悲しみ反省するものである。
われわれは、正義を守り人権侵害に反対する国際世論を盛り上げるよう、全世界の教会と善意の人々に呼びかけるものである。